「中高6年間まじめに英語を勉強していい成績だったのに英語が話せない」という日本人の方を僕の周りによく見かけます。でもこれはある意味自然なことで仕方がないことです。英語は学校のほかの教科と違い頭で理解しておくだけのものではなく使えるようにしなければならないものだからです。しかし今の英語教育では使えるようになるのは簡単なことではありません。そのためこのブログではスピーキング、すなわち使えるようになるのに必要なことをご紹介していきます。
①アウトプットの機会を増やす
②語彙、文法を鍛える
③ネイティブの真似をする
①アウトプットの機会を増やす
スピーキングですからもちろん量を増やすことが必要です。日本にいるとどうしても英語をしゃべる機会は限られますよね。それでも最大限増やさなければスピーキングは伸びてこないと思います。料理ができるようになるにはレシピを覚えるだけではなく実際にやってみなければならないですよねそれと同じで単語が分かるだけでは「英語を話せる」ようにはなりません。実際に単語や文法を正しく使って初めてそれらを理解できたと言えるのです。
独り言
アウトプットの機会を増やす一番の方法は独り言です。文字通り一人で話してみましょう。方法や話す内容は何でもいいです。一人二役で会話のようにしても面白いでしょうし一人で話すのももちろんいいです。内容に関しても記事や動画を見てその内容を説明してみるのもいいですしそれが難しく感じたら自分の思ったことを話したり一日の終わりに日記の代わりとして自分のしたことを話してみるのもいいでしょう。
はじめはもちろん話せなくて大丈夫です。また間違えても大丈夫ですし気づかなくても大丈夫だと思います。初心者のうちから完璧に話せる人はいません。ただ練習の効果を最大化するためにできることをご紹介します。
一つ目は一つの文を長くしていくことです。「話す」ということを目的にしているなら次へ次へと文章の数を増やしていってもいいと思いますが表現の幅を増やしたい場合一つの文を長くしていくのがおすすめです。
例えば、"I am a student."という文を長くしてみましょう。修飾語を増やせば名詞の情報が増えます。英語の文で修飾語を作るのは形容詞、分詞、副詞、関係代名詞などがあります。形容詞を使おうと思うと国籍を言うのが一つの手です。分詞を使いたいなら"Living with parents/alone"などでしょうか。関係代名詞を使って何を勉強しているかを言えますね。関係代名詞の中の動詞を副詞で修飾してみましょう。
これらを使って長くすると、
"I am a Japanese student who lives alone and studies English."
"I am a Japanese student living alone and studying English."
などと言えます。
語彙が増えてくれば一つの文を長くしていき表現の幅を増やしていきましょう。
二つ目は文を言い換えてみることです。これも表現の幅を増やすことにつながります。IELTSのスピーキングテストの採点基準の中には語彙力や文法もあります。もちろん流暢さや発音が大部分を占めますがその二つはある程度量をこなせば少しずつであれ向上していくと思います。しかし語彙力や文法は意識しないと伸びてこないと思います。なぜなら語彙力や文法は「理解する」段階と「使えるようにする」段階があるからです。
例えば先ほど長くした"I am a Japanese student who lives alone and studies English."を言い換えてみましょう。Studentだということは勉強をしていますからStudyを使えますね。Japaneseも動詞を使ってcome from Japanと言い換えられます。Who lives aloneは簡単に逆のことを言ってもいいですね。
そうすると、
"I come from Japan. I study English, and I don't live with my parents."
などと言えます。
これをすることで翻訳して文を作るというよりはイメージから文を作れるようにもなると思うので是非試してみて下さい。
②語彙、文法を鍛える
やはりスピーキングを始めるには言葉や文の作り方を知っていなければいけません。そのためには語彙、文法の両方を鍛える必要があります。「結局スピーキングの勉強できないじゃん」と思ったそこのあなた。大丈夫です。語彙や文法の勉強の最中にも例文を作って声に出して読みましょう。自分の頭から瞬間的に発するという点ではあまり効果はありませんが発音練習にはなります。また、例文を作ることは語彙、文法の定着にとても良いのです。先ほども述べましたが、最終的に「使えるように」しなければならないので繰り返し意識して使いましょう。
③ネイティブの真似をする
これは発音やアクセントの観点からのアプローチですがネイティブの真似をしてみましょう。特にNetflixやYouTubeのコンテンツはシャドーイングにおすすめです。何を言っているかがわからなくてもとりあえず発音するだけで効果は出てきます。日本語発音ではしたことのない舌の動きや口の形にまずはなれることから始めてみましょう。毎日継続して真似していればネイティブ特有のリンキングにも慣れてくるはずです。
まとめ
ここまでスピーキングを上達させる方法についてお伝えしてきました。ここではスピーキングを上達させる「コツ」について紹介していますが、この記事を読んだだけでそのあとに何もしなければ意味がありません。この記事を読み終わったらすぐに発音の練習に取り掛かりましょう!!まずは行動!!そして「継続は力なり」
そこで実際に海外に行ってみないとわからない表現の感覚などを学んで、より実践的な英語を身に着けたいという方には三重県伊勢市御薗町にある英語学習塾Big Fish English Schoolがおすすめです。先生がオランダ出身でネイティブなので本場の英会話が学べます。また、それぞれの英語レベルに合わせたカリキュラムなので楽しく学ぶことができます。
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